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企業の業務効率を上げるテレマティクスサービスとは?

昨今、テレビコマーシャル等で見かける機会が多くなり、再び注目されている「テレマティクス

サービス」は、活用することで、事故防止や業務効率化につながるだけではなく、CO2排出量の

削減にも貢献できるものです。

今回は、「テレマティクスサービス」の内容や導入のメリット、導入事例などをご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.テレマティクスサービスとは? 
  2. 2.一般的なドライブレコーダーとの違い
  3. 3.テレマティクスサービスのメリット
    1. 3.1.危険運転の振り返りで事故件数を削減できる
    2. 3.2.社用車の運行管理改善で業務コストが削減できる
    3. 3.3.エコドライブを推進し、環境対策を実現できる
  4. 4.テレマティクスサービスの導入事例
    1. 4.1.事故件数の削減が課題だがどう取り組めばよいのかわからない
    2. 4.2.車両管理業務に手間がかかっていた
    3. 4.3.燃料費やメンテナンス費用を削減したい
  5. 5.まとめ


テレマティクスサービスとは? 

そもそも、テレマティクスサービスとはどのようなものでしょうか。ここでは、テレマティクス

サービスの概要を説明します。

テレマティクス(Telematics)という言葉を聞き慣れない方もいるかと思いますが、これは造語で

す。テレコミュニケーション(Telecommunication=通信)と、インフォマティクス(Informatics

=情報科学)を組み合わせたものです。

車などの移動体にカーナビやドライブレコーダーなどの通信機器を搭載し、GPSやインターネット

に接続しサーバーへ送ることで、リアルタイムに、車両状況や運転状況などのデータを集積・分析

し「見える化」するシステムです。

あらゆるものが、センサーと通信機器で常時インターネットに接続している状態をIoT(Internet of

Things)といいますが、このテレマティクスもIoTのひとつであり、通信機器を搭載した車のこと

は「コネクテッドカー」と呼ばれています。



一般的なドライブレコーダーとの違い

ドライブレコーダーは運転中や駐車中の車内、車外の映像を記録に残すことが可能なカメラ付き

レコーダーです。危険な「あおり運転」が社会問題として大きく取り上げられるようになってきた

ことで注目度が高まり、危険運転や事故などの証拠映像を残すためにドライブレコーダーを装着す

る車も増えてきました。

一般的なドライブレコーダーは記録した映像をmicroSDカードに記録するものが多く、無線LANの

通信機能を備えているモデルでも、スマートフォンと接続して映像を見ることや操作することが可

能となる程度です。

よって、一般的なドライブレコーダーは危険運転に遭遇したり、事故に遭ったりしたときには有効

ですが、あくまでも証拠を記録することが目的と言えます。

それに対し、テレマティクスサービスで使用しているドライブレコーダーはインターネットの高速

通信が可能です。そのためリアルタイムにクラウド上で運転中のデータを収集、分析できるといっ

たことが大きな違いです。

運転操作のなかで感知された急ブレーキや急発進の回数、アイドリング時間といったデータも含ま

れるため、リアルタイムで車両や運転手の状況を監視できます。この機能を活用すれば、運転状況

を「見える化」し、安全運転の指導や車両管理の効率化が可能となります。


テレマティクスサービスのメリット

テレマティクスサービスを導入するメリットとしては、「事故件数の削減」「運行管理の改善」

「環境対策」の3つがあります。

危険運転の振り返りで事故件数を削減できる

運転者自身が気をつけていても、目的地に急いでい注意力が散漫なときや、渋滞にはまっいる

とき長時間運転により疲れいるときなどは、事故を起こす可能性があります。

テレマティクスサービスの導入により、危険な運転を管理者がリアルタイムに察知することが可能

になり、かつ運転者自身も運転状況が管理されていると意識することで、危険運転の抑止につなが

り、事故件数を削減できます。


社用車の運行管理改善で業務コストが削減できる

テレマティクスサービスの導入により、自社で保有している車の「見える化」が可能になり、現在

自社でどれだけの車両が運行しているか、車両の状態はどのようになっているのか、といったこと

を把握できるようになります。

これにより、運行日報の作成負担の軽減だけでなく、低稼働車両の削減や管理者の運行管理業務の

負担が減り、コスト削減につながります。


エコドライブを推進し、環境対策を実現できる

テレマティクスサービスの導入により、各車両の運転状況の「見える化」が可能になり、各車両ご

との運行データを分析できるようになります。それらの結果を基に、社内でエコドライブを目指し

た指導や情報共有が可能となり、全社的な環境対策が実現できるようになります。


テレマティクスサービスの導入事例

では、具体的にテレマティクスサービスの導入でどのような問題を解決できるのでしょうか。 

テレマティクスサービスの導入事例を紹介します。

事故件数の削減が課題だがどう取り組めばよいのかわからない

事故が発生することによる企業の損失は甚大です。

万が一、事故を起こしてしまった場合、従業員や被害者の治療費、休業手当などの「人への費用負

担」、車両の修理代や代替車両などの「物への費用負担」、自動車保険料の上昇や弁護士費用など

「固定経費の上昇、臨時経費の発生」、事故による社会信用の低下、風評被害というように、

様々なダメージが発生します。

テレマティクスサービスの導入により、車両の運行状況が「見える化」され、従業員の危険運転の

振り返りや分析が可能となり、事故件数削減を実現できます。特に、実際の運行データを活用した

安全運転指導は、とても有効と言えます。また、「見える化」した内容を基に、優良運転手を評価

することは、従業員のモチベーションアップにもつながるでしょう。

車両管理業務に手間がかかっていた

車両を数十台、数百台も保有している場合は管理費用がかかりますし、道路交通法では、「乗車定

員11名以上の車両にあっては1台、その他の車両にあっては5台以上を使用している事業所ごとに

安全運転管理者を選任する必要がある」と定められているため、人員も必要です。

テレマティクスサービスの導入により、車両がいつどこでどのような使われ方をしているのか、

リアルタイムでの「見える化」が可能になり、かつその運行記録がデータとして残されます。

そのため、従来、運転手が行っていた車両運行日報を作成する負担を軽減できるほか、稼働率の少

ない車両の特定も簡単で、車両管理業務の削減を実現できます。

燃料費やメンテナンス費用を削減したい

燃料費やメンテナンス費用を削減するためにはそれぞれの車両を管理し、それぞれの車両において

どれくらい燃料費やメンテナンス費用が発生しているかを定期的に管理しておく必要があります。

しかしながら、車両が多くなるとその作業は繁雑で負担の多い作業になります。

テレマティクスサービスの導入により、運転手の方自身の安全運転への意識が向上し、急発進や急

ブレーキといった危険運転につながる行為が減り、安全・安心で燃費にも優しい運転が実現可能

になります。

さらには、運行データを元にした分析により、燃費削減や交通渋滞回避等が可能となり、運行に関

する費用削減を実現できます。

こうしたことを総合的に実現することで、大きな費用削減につながると考えられます。

まとめ

新型コロナウイルス感染拡大により、私たちを取り巻く環境は大きく変わり、それに伴い、私たち

の生活や働き方も変化し、その変化が、「ニューノーマル」という言葉で表現される、新たな常識

となりつつあります。そのような中で、事業活動で使用する車両の使い方や車両台数等について、

見直しを実施したり、施策をご検討されている企業が多くなっております。

「テレマティクスサービス」は、事故防止はもちろん、業務効率化や環境問題への取り組みにも

なるため、今後、導入する企業が確実に増えていくのではないでしょうか。

三菱オートリースでは、「MALくるみえ」と「Drive Cloud+」の2つの「テレマティクスサービ

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