社用車とは? 社有車との違いや調達方法まで解説
「社用車」は一般的に用いられる言葉ですが、社有車と社用車の違いを聞かれると回答に困るとい
う人も多いのではないでしょうか。
実は、社用車と社有車はそれぞれ異なる意味があります。
そこで今回は、「社用車とは?」「社用車と社有車の違いは何か?」という点を紹介しつつ、調達
方法まで解説します。
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社用車とは?
社用車とは、会社で用いる車のことです。法令上の定義ではありませんが、一般的には「誰が用い
る車なのか」に着目した呼び方だと言えます。官公庁や市区町村が用いる車は、一般的に公用車と
呼ばれています。
なお、車の呼び方(区分)は、種別や用途によって区分されています。
種別区分 |
「車の大きさ」によって軽・小型・普通などに分けられている |
用途区分 |
「車の用途」によって乗用・乗合・貨物などに分けられている |
実は、種別区分と用途区分を組み合わせたものがナンバープレートのナンバー(種別用途分類番
号)です。例えば、普通乗用自動車は3ナンバー車であり、普通貨物自動車は1ナンバー車と決めら
れています。
「社用車」は、1ナンバーでも3ナンバーでも、会社が用いる車なら全て社用車と呼ばれています。
社用車と社有車の違いは?
社用車と似た言葉に「社有車」があります。社用車と社有車の違いは以下のとおりですが、どちら
も法令上の定義ではありません。社用車は「誰が使うか」という点に着目し、社有車は「誰が持っ
ているか」に着目したものです。
社用車 |
会社で使う(用いる)車 |
社有車 |
会社が所有する車 |
明確な違いは、自動車検査証(車検証)の「所有者の氏名または名称」欄に記載されている人が誰
かという点です。会社が使っている車を社用車と呼び、そのうち所有者名義がその会社自身である
場合は社有車と呼びます。
社用車の調達手段は何がおすすめ?
それでは、社用車はどのように調達すると良いでしょうか。会社が社用車を調達するときは、
主に、購入もしくはリースの2つの選択肢があります。
公益社団法人リース事業協会が発表した資料(2021年1月「リース需要動向調査結果(概要)」)
によりますと、会社のリース利用率は87.6%もあり、多くの会社が様々な「モノ」の調達手段とし
て、リースを利用しています。
その中で、カーリースは、日本自動車リース協会連合会によりますと、2021年3月末時点のリース
車両保有台数が約390万台となっており、2012年3月末より、法人向けカーリース市場は年々拡大
傾向にあります。
特に、昨今は、中小企業における社用車のリース化が増加傾向と言えます。また、個人向けカーリ
ース市場が本格的な普及期と言えます。
カーリースは、資金・財務・車両管理などにおいてさまざまなメリットがあり、さらには、費用や
手間などを大幅に削減できるという効果も期待できます。
社用車をリースで調達するメリット・デメリット
なぜ、社用車はリースで調達されることが多いか、カーリースのメリット・デメリットを確認して
みましょう。
メリット |
デメリット |
車両管理業務を削減できる ローン購入より車両価格が安い 資金を有効活用できる 借入枠を温存できる 費用を平準化できる 会計処理がラクになる 社内人材の有効活用ができる |
月間走行距離に制限がある場合がある 中途解約は原則できない(解約違約金) リース期間終了時に追加の支払がある 場合もあり |
以上のとおり、社用車をリースすると月間走行距離に制限があるなど、多少自由度は低くなります
が、資金面や財務面、車両管理面など多くのメリットがあります。
まとめ
社用車は会社で使う車のことで、社用車のうち、会社名義の車を社有車と呼びます。社用車は、主
に、その会社の事業活動における、「人」や「モノ」の移動等に利用されています。
会社が社用車を調達する手段としては、リースの利用が一般的と言えます。リースは契約期間など
が限定されるものの、その期間内であれば購入と同様に使用することが可能で、かつ費用や車両管
理業務を削減できるなどの多くのメリットがあります。
社用車を使用していて、リース未導入のお客様は、ぜひ、三菱オートリースまでご相談ください。
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マイカーリースにご興味のある方は、ぜひご覧ください。